マウスピース矯正にはデメリットがある! |マウスピース矯正とワイヤー矯正の特徴を解説します
はじめに
マウスピース矯正はメリットも多いのですが、デメリットもあります。矯正の様子をお伝えします。デメリットや違いをよく理解した上で、矯正治療を始めましょう。
メリットが多いマウスピース矯正ですが、デメリットもあります。矯正の種類とあわせて紹介します。デメリットと違いをよく理解した上で矯正治療を始めましょう。
目次
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正は取り外しが可能で、目立たずに矯正ができるなど、メリットが多い矯正方法ですが、反対にデメリットも存在します。
1日の装着時間は22時間以上と長い
マウスピースの装着時間は使用するメーカーごとに変わりますが、1日22時間以上装着しないと効果が出ません。歯磨きと食事は外して行いますが、それ以外は常に装着しなければなりません。
マウスピース矯正に慣れるまでの1週間は、違和感やストレスを感じやすくなります。装着時間を守らないと計画通りに治療が進まず、矯正治療が長期間に渡ってしまうので、注意が必要です。
飲食の際は外さなければならない
マウスピース矯正は食事、間食の際は外し、歯を磨いてから装着します。装着中は水は飲めますが、それ以外の飲み物は注意が必要です。
食事の際は外して、いつも通りの食事を楽しめるのがマウスピース矯正のメリットですが、デメリットでもあります。
マウスピース矯正中はむし歯、歯周病になるリスクがあります。食後、歯を磨かずにマウスピースを装着すると、食べかすや汚れが歯に密着し、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
また、装着中は飲み物を飲むことができますが、水以外の飲み物には注意が必要です。糖分が入った飲み物は、マウスピースの中に入り、むし歯の原因となります。お茶やコーヒーなど着色が付きやすい飲み物は、マウスピースを変色させます。
マウスピースでは適用しない症例がある
マウスピース矯正は全ての症例に対応していません。受け口や重度の出っ歯はマウスピース矯正では適用しない症例です。また、マウスピースのメーカーによって適用される症例も異なります。
マウスピース矯正では治療が難しい場合、ほとんどの症例でワイヤー矯正の治療ができます。ご自身の歯並びが、マウスピース矯正に適用しているかは、歯科医院で診査、診断が必要です。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の特徴
マウスピース矯正とワイヤー矯正の特徴について紹介します。
マウスピース矯正
薄く、透明なマウスピースを使用し、目立たずに矯正ができます。ご自身で取り外しができるので、食事の際は外して、いつも通りに楽しめます。
1日の装着時間はメーカーによって異なりますが、22時間以上と長時間装着する必要があります。適用する症例も限られており、軽度の歯並びが悪い方や、矯正後の後戻りを治療する症例に適しています。
ワイヤー矯正
「矯正」といわれて、ワイヤー矯正を思い浮かべる方が多いかと思います。100年以上の歴史があり、難症例にも対応しています。
表側矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着して、ワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。様々な症例に適用しています。
歯科医院によって、白いブラケットやワイヤーで目立ちにくい種類を用意しているところもあり、別途費用が必要ですが、目立ちにくく矯正を行うことが可能です。
裏側矯正
歯の裏側にブラケットを装着してワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。裏側に装着するため、気づかれず矯正を行うことができます。
表側の矯正よりも歯科医師の技術や経験が必要になり、費用が高額になります。
まとめ
マウスピース矯正のデメリットは装着時間が長く、飲食の際は都度、外さなければなりません。適用される症例にも限りがあります。
矯正方法は1つではないので、矯正治療を考えられている方は、歯科医院でよく相談し、ご自身にあった治療方法を選択しましょう。