IMPLANT インプラント
インプラント
もう一度きれいに笑いたい、なんでも食べたい、という方へ…
歯を失ってしまい噛めない、また、入れ歯が合わない、わずらわしい、見た目を良くしたい、などの方に対しインプラント(人工歯根を植える)治療を行っております。
当院では、ITIインプラントを取り扱っております。
世界3大インプラントとも言われ、日本歯科インプラント機材協議会にも加盟している信頼性の高いインプラントです。
また、インプラント手術時におきまして、歯科医師による術前診査、および全身管理には、医師による検査、対診を十分に行いますので、安心してご相談下さい。
失った歯を補う治療
日本人が歯を失う原因の多くは歯周病とむし歯です。歯の本数は親知らずまで入れると成人男性で32本ありますが、80歳時の平均的な歯の残存数は8.9本と、その多くを失っていることが分かります。
もちろん、初めからいっぺんにすべての歯が抜けたわけではありません。むし歯治療を繰り返して最終的に抜歯になってしまったり、歯周病の治療をせずに放置して、痛みもないまま抜けてしまう事もあります。
一般的には奥歯から失われる傾向があるのですが、最初の1本を失ったときに「1本くらい歯がなくてもいいか」とそのまま放置してしまう方がいらっしゃいます。
実はこれが口腔内崩壊のはじまりになってしまうのです。
歯を失うとどうなる?
それにより、
- 見た目が悪くなる
- 食べ物が噛みづらくなる
- 噛み合わせが悪くなり、顎関節症や肩こりの原因にも
- 歯に食べ物が詰まりやすくなる
- 歯みがきが難しくなり、むし歯や歯周病になりやすくなる
そしてこのような症状が出てから治療を始めると時間も費用も掛かってしまいますので、そうなる前にしっかりと治療することを強く推奨しています。失った歯を補う治療方法には、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3種類があり、それぞれにメリット、デメリットがありますので見ていきましょう。
3つの治療方法
1、入れ歯(義歯・デンチャー)
メリット
手術などの必要がない
取り外しが可能なので清掃性に優れる
保険適用のものは安価で製作が可能
様々な症例に対応できる
デメリット
歯健康な歯を失う可能性が高くなる
失った歯の両隣の歯を削りばねを掛けるため、健康な歯への負担が大きく、健康な歯を失うリスクがあります。
厚生労働省でも、「失うリスクが高い歯は未処置歯のむし歯・クラウン(冠)装着されている歯・部分義歯の針金がかかる歯(鈎(こう)歯)・歯周疾患が進行している歯」と疫学研究結果をまとめています。
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-04-002.html)
咀嚼力(噛む力)がそこまで高くない
歯茎の粘膜と残った歯にかけたばねで安定させているので、噛む力が自然歯の20%程度と言われています。
見た目で入れ歯とわかる
保険の入れ歯ではばねや素材感から、ぱっと見で入れ歯とわかりますが、自費の入れ歯で審美的に優れたものもあります。
異物感がある
髪の毛1本でも違和感を感じるほど口の中は繊細なので、慣れるまでは異物感を大きく感じるかもしれません。
装着しなくなってしまう
取り外しが可能というメリットがある反面、噛みづらかったり違和感が大きかったり痛みがあると装着を辞めてしまう事があります。そうすると歯が倒れてくるなど、一番最初に記載したような事象が発生してしまいます。
清掃が必要
歯ブラシとは別に入れ歯の清掃が必要になります。特にばねの部分には汚れがたまりやすいのでしっかりと清掃をしないと、むし歯や歯周病の原因にもなります。保険の入れ歯の場合、素材がプラスチックなので臭いを吸収しやすい、という事もデメリットとしてあげられます。
2、ブリッジ
ブリッジは失った歯の両隣の歯を削り、橋のように連なった冠を被せる治療方法です。
メリット
痛みや違和感がない
自然歯の60%程度の力で噛むことが可能
入れ歯のように取り外す必要がない
自費の場合は美しい見た目にすることができる
インプラントのような手術が不要
保険の場合、安価に製作できる
デメリット
歯健康な歯を失う可能性
失った歯の両隣の歯を削らないといけない事に加えて、本来3本の歯で分散させる力を2本の歯で受けることになるので、 土台となる歯の根が折れてしまう可能性があります。
歯健康な歯を失う可能性
失った歯の両隣の歯を削らないといけない事に加えて、本来3本の歯で分散させる力を2本の歯で受けることになるので
清掃性が低い
土台の周りなどにプラークが付着しやすく、しっかりと歯ブラシやケアをしないとむし歯や歯周病の原因となります。
保険の場合、審美的に劣る
治療費を安く抑えられる反面、銀歯やプラスチックは審美性が低いため、後々のストレスの原因になりやすいと言われています。
対応できない症例がある
両隣の歯に疾患があり土台として使えなかったり、奥歯を失った際にはブリッジが適用できないケースがあります。
3、インプラント
インプラントは骨と結合するチタン製の土台を埋め込み、そこに人工歯を被せる治療方法です。
メリット
痛みや違和感がない
自然歯の60%程度の力で噛むことが可能
入れ歯のように取り外す必要がない
自費の場合は美しい見た目にすることができる
インプラントのような手術が不要
保険の場合、安価に製作できる
デメリット
外科処置が必要
手術(1~2時間)が必要となり、治療期間も3ヶ月~6か月と長期になります。
適用できる症例が限られる
顎の骨にインプラントを埋め込むため、骨の状態によってインプラント治療ができないケースがあります。
(別途行う骨の再生治療により適用できるようになることもあります)
保険が適用できない
インプラントは自費治療のみのため、手術費用が他の治療に比べて高くなります。(ブリッジを自費で行うのと比較するとそれほど大きく変わりません。失った歯の本数が多い場合は、インプラントで土台を作り、入れ歯を入れるという治療方法も選択が可能です。)
ケアは必要
インプラントにしたからもう大丈夫、とはなりません。通常の歯と同じように歯ブラシをしっかりしないと、歯周病(正しくはインプラント周囲炎)になってしまいます。進行すると骨が退縮し、埋めたインプラントが外れてしまうリスクを伴います。
では、どのように選べばよいのでしょうか。
選び方
これはいろいろな先生、いろいろな患者様によって異なるので、あくまでも私の考え方になりますが、やはり「何を重視したいか?」によって変わってくると思います。
例えば見た目を重視したい方であれば、入れ歯、という選択肢はなくなるのかな、と考えています。
入れ歯の場合、取り外してホームケアをしないといけないという性質上、「恥ずかしくて友達と旅行に行けなくなってしまった」「孫に入れ歯であることがばれたくないので、積極的に会いに行けなくなってしまった」という方もいらっしゃいます。
特に前歯の場合にはばねが見えやすいため、人と多く会うお仕事や、人前でしゃべるようなお仕事の場合は選択肢にいれない方が良いかもしれませんね。
やはり一番良い治療方法はどれですか?と聞かれればインプラントとなります。
食事は固いものも柔らかいものも問題なく自分の歯のように楽しむこともできますし、周囲の人が見てもインプラントをしている事がわかる事はほとんどありません。自分で見ても、どの歯がインプラントなのかわからなくなる人もいるくらいです。
ただ、「タバコをやめられない」という方はインプラントはおススメできません。
タバコに含まれる成分は埋め込んだインプラントと骨との結合の妨げになりますし、治療後の予後を悪化させてしまいますので、せっかく治療をしてもあまり良い結果が得られない可能性が高くなってしまいます。
ブリッジは「入れ歯は嫌だけどインプラントは怖い」という方が選ばれる事が多いかもしれません
。
しかし、前歯を失った場合、保険だと銀歯の上に白いプラスチックを張り付けた人工歯となるため、最初は「そこまで違和感ないし、安いしいいじゃん!!」と思っていても数年で変色し、明らかな違和感が出てきてしまいます。これはしっかりとケアをしていてもプラスチックという材質の特性上避けられません。プラスチックのお皿やファミコン(若い方たちはわからないかも!?)が黄色く変色してしまうのと同じです。
ですので、前歯を失って入れ歯は嫌だけど、インプラントは怖い、という方は、「自費のブリッジ」をお勧めします。
また、インプラントの手術自体は麻酔もしっかりと効くので痛みはほとんどありません。多くの方が「もう終わったんですか?」と驚かれるくらいです。少し難しい抜歯と変わらないくらいのイメージなので、治療の流れなどをしっかりと確認して、インプラントを選択されるのも良いと思います。
インプラントの費用について
一方でインプラントの場合は総額が40万円(+税)となります。
「失った歯1本の金額」と考えるとどうしても高い・・・と思ってしまうと思いますが、
- お口の中の違和感や、噛む力を変えずに、好きなものをいつまでも食べたい
- 人にお口の中を見られても恥ずかしくない状態でいたい
など、得られる豊かさに対しての価値を感じて頂けることが多いです。
美容室で1か月に1度、カットを6000円かけている方であれば、年間7万2000円をかけて身だしなみを整える事になります。10年間で72万円かけて身だしなみを整えることで、気持ちの切り替えができたり、髪が整っていない事のストレスを避ける事ができたり、人から「キレイだね」と言われる機会が増えたり、といった「生活の豊かさ」を手に入れる事ができますよね。
歯も同様です。例えばインプラントにすることで、他の歯を痛めないのでお口全体の健康寿命を延ばせたり、入れ歯のストレスや、不自然な色による人からの見た目が気になる、といったデメリットを避けることができたり、人前で口元を気にせずに笑えたり、固い食べ物を好きなだけ食べられる。こういった豊かさが、10年間だけでなく、しっかりとメンテナンスを続ける事で効果を20年、30年と続かせることができるのです。
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